Linux カーネルがサポートしているネットワークインターフェースカード (NIC) なら、ほとんどインストールシステムでもサポートしています。 ドライバモジュールは、通常自動的に読み込まれます。
たくさんの一般的な PCI カード (PCI を持つシステム向け) や、 以下のような Sun の NIC が含まれます。
Sun LANCE
Sun Happy Meal
Sun BigMAC
Sun QuadEthernet
MyriCOM Gigabit Ethernet
インストールシステムは、現在ファームウェアの取得をサポートしていません。 このため、 ファームウェアを読み込む必要があるドライバを使用するネットワークカードは、 デフォルトではサポートしていません。
インストールの間に使用できる、その他の NIC がない場合でも、 フルサイズの CD-ROM・DVD イメージを使用して、Debian GNU/Linux をインストールできます。 ネットワークを設定せず、 CD/DVD で有効なパッケージだけでインストールを行うオプションを選択してください。 インストールが完了した後 (再起動後) で、 必要なドライバやファームウェアをインストールし、 ネットワークの設定を手動で行えます。 ファームウェアは、ドライバと分割されており、Debian GNU/Linux アーカイブの 「main」 セクションにないかもしれないことに注意してください。
ドライバ自体をサポートしている場合、
ファームウェアをいずれかのメディアから
/usr/lib/hotplug/firmware
にコピーして、
インストール中に NIC を使用するようにもできるでしょう。
ファームウェアのコピーを、インストールの最後で再起動する前に、
インストールを行ったシステムの同じ場所へも行うのを忘れないでください。
以下にあえて言及する特定のネットワークカードには、 2, 3 の問題があります。
関連してサポートされるけれども、異なるドライバを使うような、
同じ PCI 識別子を持つ様々な PCI ネットワークカードがあります。
あるカードは tulip
ドライバで動作しますが、
別のカードは dfme
ドライバで動作するとします。
両者が同じ識別子を持っていると、カーネルには見分けがつかず、
どのドライバを読み込むか確定できません。
間違った物を読み込んだ場合、NIC は動作しないか誤動作します。
これは、Davicom (DEC-Tulip 互換) NIC を使用した Netra システム共通の問題です。
この場合、おそらく tulip
ドライバが正しい物です。
インストール中の解決策としては、
modprobe -r
として、
間違ったドライバモジュール (両方読み込まれている場合は両方)
を取り外してください。
その後、module
modprobe
で、
正しい物を読み込んでください。
module