i386 アーキテクチャの全標準パッケージを含む標準インストールで、 デフォルトの 2.6 カーネルを用いると、353MB 以上のディスク領域を必要とします。 「標準システム」タスクを選択しない最小の基本インストールでは、 225MB 必要でしょう。
どちらの場合も、 インストールが完了し一時ファイルを削除した後の、 実際のディスク領域です。ジャーナルファイルのような、 ファイルシステムのオーバーヘッドで消費される量は含まれていません。 これは、インストールの最中や通常のシステム利用では、 もっと大量にディスク領域が必要だということです。
以下の表は tasksel で表示されるタスクについて、 aptitude が報告したサイズです。 いくつかのタスクでは、内容が一部重複していることに注意してください。 つまり、2 つのタスクを一緒にインストールした後のインストールサイズは、 挙げてある数値を合計したものよりも、小さくなるということです。
パーティションのサイズを決定するとき、標準インストールのサイズに加え、
以下の表に列挙したサイズが必要であるのに注意してください。
「Installed size」 はインストール完了時に
/usr
と /lib
に必要なサイズを、
「Download size」 は /var
に
(一時的に) 必要なサイズを記述しています。
タスク | インストールサイズ (MB) | ダウンロードサイズ (MB) | インストールに必要な空き容量 (MB) |
---|---|---|---|
デスクトップ環境 | 1360 | 454 | 1814 |
ラップトップ[a] | 27 | 10 | 37 |
ウェブサーバ | 35 | 11 | 46 |
印刷サーバ | 184 | 56 | 240 |
DNS サーバ | 2 | 1 | 3 |
ファイルサーバ | 50 | 21 | 71 |
メールサーバ | 13 | 5 | 18 |
SQL データベース | 32 | 10 | 42 |
[a] ラップトップタスクとデスクトップタスクはかなり重複しています。 両方インストールした場合、ラップトップタスクはディスク領域を、 数 MB 追加で必要とするだけでしょう |
デスクトップ タスクは、 GNOME デスクトップ環境をインストールします。
英語以外の言語でインストールする場合、その言語が有効なら tasksel は 地域化タスク を、 自動的にインストールします。 必要な容量は言語によって異なりますが、 ダウンロードとインストールで最大 350MB 必要となります。