1. QuickStart ガイドを読まなかった。
2. (問題がある)古いバージョンの dosemu をコンパイルしようとした。
3. バージョン 2.0.28 か 2.1.15 以前のカーネルでコンパイルしようとした。
4. /usr/src/linuxにあるカーネルのソースコードがおかしいか、 /usr/src/linux/include/version.hが無い。
5. IPC 機能を組み込んでいないカーネルで dosemu を使用した。
6. gcc のバージョンが 2.7.2 より古いか libc のバージョンが古い。
7. /etc/dosemu.conf の編集をし忘れた。
8. 既にマウントされているパーティションに対して、dosemu でパーティショ ンへのアクセスを行った。
9. 必要な権限(つまり root)でのインストールを行っていない。(97/04/08)
lermen@elserv.ffm.fgan.de) の報告を見てください。
> カーネルバージョン 2.xx.yy 用の DOS エミュレータの dosemu-0.64.3 バー
> ジョンはありますか?
はい。しかし…
if ( ((xx == 0) && (yy >= 28)) || ((xx >= 1) && (yy >= 15)) )
take_dosemu_0_64_4();
else {
if (xx == 1) exit(1);
take_dosemu_0_64_2_x();
}
;-)
0.64.4 以降では a.out のサポートは打ち切られています。どうしても dosemu を使いたいのならば、0.64.3.1 を使わなければなりません。あなたの 設定が標準的なものならば、configure スクリプトはこのあたりをうまく処理 してくれるはずです。
Marty Leisner (leisner@sdsp.mc.xerox.com)の報告があります (95/4/8)。
スワップスペースを使い尽くしてしまう問題が起こるときには
dpmi/Makefileの中の CFLAGS が定義してある後ろに
CFLAGS+=-fno-inline
を加えたくなるかもしれません。しかし、その前
にまずスワップスペースが存在していることを確認してください。スワップス
ペースが存在しないと Linux がクラッシュしてしまうことがあります。
configure --enable-force-slang
オプションのリストを得るには、
configure --help
を実行します。
Marty Leisner 氏(leisner@sdsp.mc.xerox.com) の報告がありま す(95/4/8):
デフォルトの最適化オプションは -O2 です。Makefile をエディットして -O オプション(そこそこ速いコンパイル/そこそこ小さいオブジェクト)を使うよ うにするとよいかもしれません。
Marty Leisner 氏(leisner@sdsp.mc.xerox.com) の報告(95/4/8):
最新のバージョンにするためには、あなたのシステムの上でカーネルを再構築
する必要がありますが、そうしたくない場合には、トップレベルの Makefile
の中の KERNEL_VERSION を変更するという方法があります。この数字は、
"nmmmppp
" という形式で、"n
" がバージョンを、"mmm
"がマイ
ナーバージョンを、"ppp
"がパッチレベルを表しています。例えば、カー
ネル 1.1.88 は "1001088" となり、カーネル 1.2.1 は "1002001" となりま
す。
Hans Lermen氏(lermen@elserv.ffm.fgan.de)による追加事項:
これは 0.64.3 以降のバージョンには適用できません。 <linux/version.h> は標準の /usr/include の一部であり、正しいもの でなくてはなりません。これが無い場合には、あなたがカーネルソースのディ レクトリで 'make clean' を実行したか、あなたの使っている Linux パッケー ジを作っている人がこれをサポートし損ねたかのどちらかです。
(95/4/8)
その必要はありません。ただし、インストールの時には root で実行しなけれ ばなりません。
加えて、Marty Leisner 氏(leisner@sdsp.mc.xerox.com) は次の ことを述べています。
I/Oポート(コンソールを含む)へアクセスするためには dosemu を root 権限 で実行する必要があります。dosemu を xterm や X window の上で動作させる 場合には、それが直接ハードウエアアクセスを必要とするものでも、一般ユー ザの権限で動かすことができます。現在開発中のリリースでは、セキュリティ や setuid の機構がうまく動作するようになる予定です(95/8/11)。
/doc/SECURITY.readmeも参照してください(97/2/9)。
dosemu にパッチを当てて、あるバージョンから他のバージョンにした場合 には、"make pristine;./configure; make" を実行してく ださい.make pristine をしないと、少なくとも新しい実行ファイルのバージョ ンがおかしくなります(97/2/9)。
http://www.caldera.com/dos から入手しなくてはなりません。たぶんこの方針はまもなく変更されると思わ れ、そうすれば起動可能な hdimage を dosemu と一緒に配布できるようにな ります。 MsDos-6.22 は dosemu 上で動くことが知られています。 Win95として知られているMsDos-7は dosemu 上で動きます が、起動時のロゴを出さない設定にし、GUIのシェルを使わないようにしなけ ればなりません。もし、ウィンドウズのインストール時に作成するように言わ れる「修復ディスク」を使って hdimage を起動可能にすれば、正しい環境を 作ることができます。システムファイルを転送するのに普通の Windows95 の インストールディスクを使った場合には、hdimage に書かれた msdos.sys を 確認し、DOS 4.01 はそれ自身に問題があり、そのために dosemu でも動作しません。 (Mattias Hembruch <mghembru@ece.uwaterloo.ca> 97/04/03)